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「ジェンダー主流化」という言葉は難しく聞こえるが、平易な言葉で分かりやすく伝えていくことを心がけていきたい - 村田遊(国土交通省)

ジェンダー主流化を分かりやすく伝える

自己紹介・業務紹介

国土交通省では、令和6年7月の「ジェンダーと交通セミナー」以降、女性職員による懇談会や地方運輸局長による座談会を実施し、意見交換やこれまでの取組について情報共有を進めてきました。また、令和7年度には総合政策局に共生社会政策課を設置し、これまでのバリアフリー政策とともにジェンダー主流化政策にも対応できる体制を整えました。さらに、大臣をヘッドとするジェンダー主流化推進本部も立ち上げ、省を挙げて取組を推進しているところです。

私は初代ジェンダー政策推進官として令和7年7月より業務を行っています。ジェンダーは誤解を生みやすい言葉かもしれません。私も最初はよく分かりませんでした。「ジェンダー主流化」という言葉も分かりにくいですが、簡単に言えば、男女平等に意見を吸い上げ、一緒に社会をよりよくしていこうというムーブメントのようなものです。環境問題も数十年前までは関心が薄いテーマでしたが、今では当然のように配慮すべきものとして社会に浸透しています。当課で実施している交通におけるバリアフリー推進の取組も、時間をかけて広まってきたものです。ジェンダーも同様に、時間をかけて進めるべきものだと思います。

個人的な実感

私は転職組で複数の組織を経験していますが、国土交通省は働く上で男女の差が少ないと感じています。時代とともに変わってきたのかもしれませんが、給与や異動、転勤など、さまざまな条件が同等です。一方で、約20年前の新卒で入った民間企業の職場では、転勤のない一般職は女性だけで、お茶くみや給湯室の掃除といえば女性の担当でした。

今では変わっていると思いますが、当時はそれが当然とされる文化が確かにありました。その時代を経験している人が多くいることも、政策を進める上で意識しなければならないと思っています。男性同士、女性同士でも考えが異なることは当然です。

メッセージ

国土交通省におけるジェンダー主流化は、まだ始まったばかりです。先に述べたとおり、少しずつ広げていく必要があります。本HPのように情報を発信することも重要だと感じています。「ジェンダー主流化」という言葉は難しく聞こえますが、平易な言葉で分かりやすく伝えていくことを心がけていきたいと思います。

※ 各インタビューは所属組織のものではなく個人の見解です。また、所属・タイトル等はインタビュー当時のものです(2026年3月更新)

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